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高校生
英雄=強き成功者では無い!
全体を通して照明が好きです。
この話を知らなかったけど、流れがよくて、分かりやすかったです。
久しぶりに大人の人達の劇を観ましたが,やっぱり本当にすごいなぁーと思いました。隊員たちが絶望の中で死んでゆくっていう悲しい状況で、明るく勇ましい歌が逆に悲しさを強調していました。プロの人にこんなことを言うのも変なんですけど、音響と照明のタイミングもバッチリでした。エヴァンスが死んで、息子になって・・・と、いろいろなシーンの混ざりが高校生にはできない芸当です!うらやましいです!

お疲れ様でした。初めて観させていただいたのですが、面白かったです。丁度英語の長文でこの話を知っていたので、ああーと思いながら観ていました。オーツも好きですが、スコットさん大好きです。格好良い!やっぱり女の人の声は聞きやすいですね。一番聞きやすかったです。昨日、高校生大会に出て来たんですが、、やっぱり違うなって思いました。観ているだけで本当に寒くなってきちゃいました。すご!円形だとやりにくいし(いろんな角度から観られて)と思いますが、どこから見ても観えちゃうすごさがありました。又機会があれば来たいです。これからも頑張ってください!スコットすきー。

とっても面白かったですというか恐かったです。アムンゼンがすごかったです。人物が入れ違いに出てきてスムーズにストーリーが進んで、本当にすごい!感動しました。台詞の一つ一つ、表情の一瞬一瞬も見逃せませんでした。なんていったらいいかわかんないのですけど、とてもいい経験でした。ありがとうございました。
バカの考えてることは今も昔もわからないと思いました。暗いの好きなんですか。何でこの台本を選んだのか知りたいです。
この物語が、主人公スコットの視点からや、私たちの視点からなど、いろいろな見方、感じ方があり、とても見ごたえがありました。
場面転換が勉強になりました。後半になるにつれストーリーがおもしろかったです。
スコットに対してみんなの声が迫っていく所がすごいと思いました。私たちの舞台でも同じような表現をやったけれど全く違います。エヴァンズの狂うシーンでは思わず息をのみました.演技ってここまで生きるんだと感動です。自分も頑張りたい。
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30代・女性
実はあまり期待していなかったのですが、とても良かったです。極限状態でさらけ出される人間の弱さ、醜さ、優しさ、誇りなど考えさせられました。過去と幻のフラッシュバックも効果的。隊員の壮絶な最期は秀逸でした。座席が舞台脇だったので役者さんが近く、その眼力に圧倒され通しでした。彼らの立ち位置によって顔が全く見えなくなってしまう事が何度かあったのが残念です。
最前列で拝見させていただいたお陰か久々に感動しました。しかし役者さん(特に今井さん)顔、病的に白すぎ。雪焼けしてなくていいの?もう少し濃い顔色にしてほしかったなァ。
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40代・女性

スコット隊の一人一人がどうなるか良く知っていたにもかかわらず、やはり泣けてしまいました。数多くの貴重な観測と記録を残したスコット隊は、今も忘れられてはいません。その悲劇的な最期と共に。全てを道具と見なし、成し遂げる目標とは、いったいどの様なものなのでしょうか?また、「自分自身を生きる」とは・・・考えさせられる芝居でした。
アトリエの初日から比較すると別の作品のように変化していました。(もちろん良い方に)表明、音響共こちらのホールのほうがかなり良いかも・・・文学座って役者さんはもちろんだけどスタッフもプロフェッショナルですネ。改めて拍手!でも汽笛の音が気になったナァー。
幕あいで、保育園の運動について興味、感心があります。今後もお知らせしていただけるとうれしいです。
公演後は時間がなくアンケートが書けませんので休憩中に書きます。偉大なヒーローはやはりその与えられた場所でしかヒーローになれない。キャスリーンの悲しみが伝わってきます。たぶん永遠に一つになれない二人のような気がします。
ラストでアムンゼン役の菅生さんが、スコットの中にいる自分であることに気づきました。人間というものは、本当の自己に気づかず、本音と思いながらも建前で生きていることもあるなあと気づかされました。重いテーマだなあと思うこともありましたが、役者さん全ての方のすばらしい演技で満足のいく舞台でした。
演技力のすばらしさに感動いたしました。生命力について、考えさせられました
久しぶりによい戯曲に出逢えました。難しいストーリー展開も役者が充実しているので、舞台を集中して楽しくみる事が出来ました。(只、ストーリー展開が難しいので、事前にこの南極の話か予備知識がもう少しあると良かったのでは…と思いました。)
最初から最期までひきこまれるように観せて頂きました。思わず原作を買ってしまいました
真近で見れて良かった。皆様 声が良くてもう少し歌がききたかった。
現在と過去、現実と妄想が入れかわりまくってよくみないと分からなくなって大変だった。
初めて担当というシステムを知り(本年から入会した新会員です)楽しく参加してしまいましたが、私達の組長(?)をはじめ、他のスタッフの方たちは、いろいろご苦労なことが多いだろうナ…と感じました。でも、今回もとてもいい舞台で素晴しかったです。役者さんのエネルギーがすごくて、暗い話しなのになんだか元気になってしまいました。特に歌うところがすごく良かった。音がとても聞きとりやすかった。打ち上げに参加できないのが本当に残念です。
3つの場面が折り重なって演じられ、めまぐるしいかんじもしたが、内容的にはとてもすばらしかった。英国の名誉のため、ひたすら徒歩で南極点をめざしたスコット大佐、一方犬を食料にしても犬ぞりを使ってめざしたアムンゼン。昔学校の教科書で習った記憶もあるが、より鮮明に色々なことがわかった。心にのこるセリフは「この瞬間のためよりよく生きろ」。会場少し寒すぎました。臨場感が合って良いのかな…。
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50代・女性
席の横詰めは止めてほしい。
今回、これが芝居というものを見せてもらった。
大滝寛さんは、冬のソナタのキム次長の声をやった方ですか?   その通りです。事務局)
会場が少しせまく車椅子の方、横列の2列の方は台が高く大変なようでした。声がとてもすばらしかったです。

簡潔な舞台、明確な台詞、確かな演劇を見させて頂きました。

思い題材で長時間、少々疲れました。(役者さん達の熱演振りは良く伝わってきましたが。)
正直言ってあまり期待していませんでしたが、脚本がとても良いせいか、成功物語の裏側の人間の心のゆらぎが良く表現されていて感動しました。アムンゼン、パワーズよかったです。小さい劇場の良さが生かされていました。
場面が変わった時、前後のつながりが良くわからない時があった。
もう少し楽な芝居と思っていましたが重いテーマでビックリしました。小さな舞台で一体感があり、こういう芝居にはあっていたと思いました。アムンゼンさんは土建屋のおじさんのような感じでしたが、ロビーで実際の写真を見てちょっと違和感がありました。声は一番通っていたと思いますが・・・。どうして始まる間際までおしゃべりをする人がいるのでしょう?皆お芝居の好きな人ばかりでは?
すばらしかった!人間としてイギリス国民として克己心に生きるスコットと現実的なやり方のアムンゼンの対比して人間とは?永遠のテーマであるがそれをこの南極の地をバックにぎりぎりの線でそこに描く。皆さんの演技もすばらしかったが、これだけ重厚的に描けるのはとにかく脚本がすごいのだな。
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60代・女性
出演者の名前に振り仮名を振ってください。「礼恵」ってなんて読むの? ( のりえです。)
久しぶりに良い芝居を観ました。
一幕目が済んだところです。ステージの上で何をゴチャゴチャ言っているの?って感じです。ストーリーがつまらない。何故スタッフ、キャストとがこのつまらなさに気がつかず上演したのでしょうか?我が演劇協会も選ぶ作品をもう少し考えてください。二幕を観るか帰るか迷います。ユニオンジャックは南極の風にはためかなくても、せめて広げてください。
南極点に到達するまで、いかに大変かがわかりました。話が前後するので疲れました。

スコット役の方の声が良く心地よかった。他の方も力強くよかった。アムンゼンが同時に試みたことなど知りませんでした。

今迄にない構成で良かった。
あまり面白いとは思いません。
出演者の皆さん、さすがせりふがしっかりしていると感じました。舞台装置で今少し南極のイメージがほしかった。
人間どう生きるか、南極という極限の地で、国家と個人のかかわりをいろいろな角度から追求して考えさせられた。アムンゼンとスコットの対比も興味深かった。価値をどこに置くか、さまざまな人間が影響し合って変化し、動いていく場面にも引き込まれた。「人間は考える葦である」を久々に思い出した。赤レンガ倉庫1号館にぴったりの芝居だった。当時の壮絶な状況が理解できた。声、せりふの明晰な美しさ、動きの美しさ、心地よかった。   かたかご 浅田京子
役者さん達の熱のこもった演技に、私も南極を想像しながら感激しました。学生時代教科書で2,3行、アムンゼンとスコットのことを教えて貰っただけだったので勉強になりました。ただ舞台があまりにもシンプルすぎて説明不足の点があると思います。少しだけナレーションを入れるとか舞台のスクリーンに映像か文字を映し出すとか、考えた方がよかったのではないかと思いました。
舞台を上手に演出されていて、効果的でした。出演者の皆さんが、まじめに一生懸命に取り組んでいらっしゃることが、伝わってきて大変よかったです。
内容厳しく肩がこったが、良かったです。座席詰めは止めてほしい。自然体でよいと思います。
この夏、北ノルウェーに行き、北極博物館を見学してきました。トロムツと言う町です。そこはアムンゼンが北極へ、南極へ探検に出発した港でした。小さい公演にアムンゼンの像が立っていて、小さい女の子が花を献げていました。「テラ・ノヴァ」、船名だったのですね。あの小さい場所の小さい丸い舞台に、南極が出現し、人は何を求めて行ったのか、少しずつ分かってくる。とてもよく組み立てられたお話ですね。お芝居って何故あんな風に熱をもって人をひきつけるものがあるのでしょうね。  中村秋枝
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70代・女性
人間が極限状態に置かれるとどうなるかを見て、この芝居のすばらしさを知った。実に良く描かれてていてしかも単純そうで複雑、いろいろ考えさせられた。普通我々の生活ではありえない状況なのだがこれが例えば、戦争になったらと言う連像がわいてぞっとした。私は昭和2年生まれなので、、当然戦前、戦後の異常な状況は体験しているもののはるか昔のことになってぼけているかもしれない。決してぼけてはいけないのだ。いつでもそれは突然やってくるのかもしれない。時代小説を読むと切腹があり、しかも人は簡単に死んでいるのだ。平均寿命は短かったのだ。世界の一部ではそうなっているのに。     西沢品
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20代・男性
俺も南極へ行ってみたくなった。素晴らしい一日をくれた役者さん達の成功を祈ります。  
40代・男性
小劇場で午後7時開始ですので、休憩なしの1時間半公演を想定していましたが、予想外の2時間半、でも目一杯観させていただきました。史実を承知していると、後はどのように物語が収斂していくかに興味がありました。そして一睡もしなかった理由を考えると,一つはキャスリーン役の高橋さんの魅力、もう一つはちょうど神の視座にあるかのように感じさせてくれた赤レンガホールの効果だったように思います。終了時間がちょっと遅かったので、星一つ減じましたが、俳優さんたちはそれぞれ魅力的。
台詞に気がかりの面がいくつかありました。(差別、不明感等)芝居でこれだけ臨場感、場面感が得られるのは、とてもいい演出からか。大道具、小道具を最小限にしたことで生身の人間が見えてくる。考えさせられる台詞が多く「自分だったら」と考えてしまい奥行きが深いストーリーでした。女優の台詞,場面シーンは深く掘り下げていない、真実は・・・。   井上俊夫

50代・男性

少し長すぎる。キャスリーンの存在はあまり必要ないのではないか。
60代・男性
役者(4人)のそれぞれの個性が浮かび上がり舞台に引き込まれました。
装備も全く不備だった当時、南極点制覇を目指す男たちの友情を熱く感じ、チームワークの大切さに胸打たれました。夫を想い、息子を育てるキャスリーンの強さに、家族とは何かということについても、思いを巡らせました。最終日の搬出作業に参加し、3時間もかかって一糸乱れぬチームワークで舞台装置を片付ける裏方さんの姿に又々感動!演鑑協の皆様もご苦労様でした。   池田陽一
9月11日「朝日」劇評にあったが,今迄になかった演出で、スコットと妻の回想場面や、極限状態の中での行動等は、映画「八甲田山」をもほうふつさせる舞台だった。演出高橋正徳氏若干26歳の準座員との事、これからが楽しみだ。
70代・男性
スコットの悲劇は良く知っていたが、ドラマで観るとまた格別である。アムンゼンが大人すぎて、スコットが子供に見える。もう少し重厚な役者がやった方が良いのではないか。
文学座アトリエ公演と聞いていたので小品を想像していたが、良い方に期待外れ。本公演にしてもおかしくない重厚な作品と舞台だった。又赤レンガ倉庫ホールにぴったりの舞台。これからもこのホールは積極的に使って欲しい。(マッチした作品が条件)
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担当サークル
あんな丸い舞台なのに南極の寒さや手の凍っていうさまなど実にリアルでした。一人ずつ寒さや疲労のため死んで行き、現在とみらいが入り混じって迫力のある物語で、人間はどんな時でもベストを尽くして生きねばならない(死ぬまでは)つらいけど、身にしみました。
舞台のすぐそばの席だったので役者さんの細かい顔の表情など、とても迫力があり、だんだんお芝居に引き込まれてしまいました。
舞台のすぐ近くで見られ出演者の息づかいまで伝わる演技に感激しました。
最後に一気に感動が沸き起こりました。緊張しました。でも感動しました。ありがとうございました。赤レンガで観たのは2回目ですが、身近に接することができてよかったです。

季節的には「早い」内容でしたが、一九一一年、一九一二年の隊員さんの冒険、素晴しいものです。競争・闘争、今の時代何か間違って“やられて”ますヨネ。中年の方(私もおばさんですが)口さみしいのか?「あめ」みたいなものを開く音!いい場面なのに暗がりでパンフをピチャクチャさせて!2時間30、40分我慢してください。劇に集中させて下さい。

初めて赤レンガ倉庫ホールで観劇しました。特に担当サークルでお手伝いしたお陰で、前列で鑑賞できたことも幸いして、役者さんの一挙手一投足が間近に迫ってくる幹事で感動しました。やはり小劇場の方が分かりやすいように思いました。又、ここで上演されると良いなあと思いました。
若い俳優さん力いっぱい演じられ素晴しかったです。今後もがんばってください。演出も新しい感じですね。
前半セリフのやりとりが早く聞きとり難かったです。後半は流れセリフともつかみ易くなりましたが。

ホールはお芝居の雰囲気にぴったりでしたが、長時間座っているにはかなりきびしい椅子でした。

内容は…アムンゼン・スコットともに名前しか知らず、時代的な事等少し勉強してからみれば良かったと少し反省しています。劇団が伝えたいものをきちんと受け止められなかったと思います。セリフが聞き取れないところがあり、考えているうちに進んでしまい残念でした。自分の命をかけての冒険、女の私には理解できませんでした。芝居ではなくスコットという人間が。

今回もとてもいい舞台で、素晴しかったです。役者さんのエネルギーがすごくて、暗いお話なのに、なんだか元気になってしまいました。特に歌うところがすごく良かった。音がとても聞きとりやすかった。打ち上げに参加できないのが本当に残念です。
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3つの場面が折り重なって演じられ、めまぐるしい感じもしたが、内容的にはとてもすばらしかった。英国の名誉のため、ひたすら徒歩で南極点をめざしたスコット大佐、一方、犬を食料にしても犬ぞりを使ってめざしたアムンゼン、昔学校の教科書で習ったこともあるが、より鮮明に色々なことがわかった。心にのこるセリフは「この瞬間のためよりよく生きろ」会場少し寒すぎました。臨場感があってよいのかな・・・。

久しぶりによい戯曲に出逢えました。難しいストーリー展開も役者が充実しているので、舞台を集中して楽しく観ることが出来ました。(只、ストーリー展開が難しいので、事前にこの南極の話の予備知識がもう少しあると良かったのではと思いました。)

観客マナーが、今ひとつ統一されていないと思いました。特にアメをなめる方の、包装をむいている時の音がとても気になりました。

最初から最後まで引き込まれるように観せて頂きました。思わず原作を買ってしまいました。
真近で観れて良かった。皆様声が良くてもう少し歌が聞きたかった。観客の方でガサガサ音をたててうるさいので注意したがなかなかやめてくれなかった。
現在と過去、現実と妄想が入れかわりまくってよくみないと分からなくなって大変だった。
スコット、アムンゼン、何十年ぶりに耳にした名前です。とても感動しました。
舞台稽古の見学もあり、身内の気分で見せていただきました。せりふもしっかり聞こえ話に入り込んでしまいました。
セリフがむつかしい様に思いました。少し眠かったです。後半、集中して観れて大変感動しました。
芝居の運び、少々理解しにくいところがありました。
迫力ある舞台だが、ストーリーが地味、個人的には時間を越えたリ、空間を越えた会話(ストーリーを理解していなかったせいか)についていかれなかった。
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出演者の皆さん方、一人一人が実に迫力があり、想像以上に感動致しました。最初は余り期待してはいませんでしたが、すばらしい演技に拍手を送ります。次回を楽しみに・・・。
途中でつながりがわからなくなった時がありましたが、シンプルな舞台を上手に使い、隊員たちの壮絶な戦いが伝わってきました。
小劇場は演ずる方が近く、情熱が伝わりすばらしかったです。スコット隊やアムンゼンのことは知っていましたが、遠い物語でしたが、身近になり、ロビーの写真が演技と重なってじっと見つめてしまいました。長いせりふを、対話を、感激です。舞台も有効に使いかたづけも自然のうちに運んでいくのが快く感じました。暗転になり強風が心を南極に引き込みました。(風の音、すごい)小劇場っていいですね。
とにかく感動致しました。打合せ後のアトリエ見学は初めての経験でした。真近に息づく俳優さんのシリアスな演技、プロンプターの一声、静かな若い監督、私の全神経は練習の舞台に注がれました。「生まれ変わったら俳優になりたい」と思わず言ってしまいました。次に腰痛持ちの私には少々きつかった折込み作業、しかし一つ一つの積み重ねで舞台が実現するのです。本舞台を拝見しましたのは、10月3日雨の日でした。私の心は感動と涙で揺すぶられました。極限状態の人間をさまざまに表現する俳優さんの素晴しい演技と指導する監督さんに精一杯の拍手を送ります。やっぱり私は、来世、俳優にはなれませんね。花束贈呈は恥ずかしさと同時に嬉しくもありました。沢山の感謝を。
息づまらんばかりの素晴しい演技に心から感動しました。目の前で見せていただき、アトリエ公演のだいご味によいしれました。
南極という広大な空間での全く日常とかけ離れた“探検”という行動が、赤レンガ倉庫の狭い空間で、どういう風に表現されるのか見当がつきませんでした。脚本は勿論でしょうが、めりはりの利いた演出、それぞれの個性的な演技で、南極の厳しい自然も、探検の苛酷さも、人それぞれの痛切な思いも、実感出来るようでした。殆んど科白だけの長丁場を引き込まれて観ました。赤レンガ倉庫、こういうお芝居にはいいですね。役者さんの表情、息づかいがよくわかります。
南極探検を劇で演ずることはむずかしいのではと、演出の方も若いかただしどんな芝居になるのかと楽しみにしていました。座席は舞台のすぐ横で役者さんの表情が良く見える所でした。セットはわりにあっさりしているように見えましたが、見ていくうちに演技のうまさか、どんどん南極の情景に引き込まれていきました。キャスリーンが出てくる場面も、自然に観ていられたしとても感動的なものでした。高橋礼恵さん、とても美しい方ですね。ちょうどその夜テレビ“新撰組”で徳川慶喜になった今井さんを見てすごい人の芝居が観られたなとうれしくなりました。


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